「朝起きると喉がカラカラ」
「秋になると肌の乾燥が気になる」
「最近、空気が乾いて咳が出やすい気がする」
10月も後半になり、朝晩の涼しさや空気の乾燥を感じる季節になりました。
実は東洋医学では、秋は「肺(はい)」と関係が深い季節と考えられています。
今回は熊本市南区田迎のハリス鍼灸整骨院が、東洋医学で考える秋と「肺」の関係、日常でできる乾燥対策についてご紹介します。
① 秋はなぜ「肺」の季節なの?
東洋医学には、自然の季節と身体の働きを結びつけて考える「五行(ごぎょう)」という考え方があります。
その中で秋は「金」、五臓では「肺」と関係が深いとされています。
ただし、東洋医学の「肺」は、呼吸器としての肺だけを指すものではありません。
伝統的には、呼吸や「気」の巡り、皮膚や鼻などとも関連づけて考えられています。
東洋医学の「肺」とは?
呼吸だけでなく、身体の表面や外界との関わりも含めて捉える、伝統的な身体観のひとつです。
これは現代医学の臓器の働きをそのまま説明するものではなく、身体を観察するための考え方です。
② 秋の乾燥は身体にどう影響する?
秋から冬にかけては、気温や湿度が下がり、空気が乾燥しやすくなります。
乾燥した環境では、次のような変化を感じることがあります。
- 喉や鼻の乾燥
- 肌のカサつきやかゆみ
- 目や口の乾き
- 乾燥による喉の刺激や咳
東洋医学では、乾燥による影響を「燥邪(そうじゃ)」という言葉で表すことがあります。
特に秋は、身体を潤すことを大切にする季節と考えられています。
ただし、咳や喉の不調は感染症、アレルギー、喘息などでも起こります。すべてを季節の乾燥だけで説明できるわけではありません。
③ 東洋医学で考える秋のセルフケア
では、秋はどのようなことに気をつければよいのでしょうか?
今日から意識したい4つの習慣
- こまめな水分補給
喉が渇く前から少しずつ水分を取りましょう。 - 室内の湿度を確認する
乾燥が強いときは加湿を検討し、結露やカビにも注意しましょう。 - 十分な睡眠を取る
疲労をため込まない生活リズムを意識しましょう。 - 食事を偏らせない
温かい汁物や水分を含む食材も取り入れ、バランスよく食べましょう。
東洋医学では梨や白きくらげなどを秋の養生に取り入れる考え方もあります。
ただし、特定の食材を食べるだけで咳や乾燥が治るわけではありません。
大切なのは、特別なことより、毎日の生活を少しずつ整えることです。
④ 秋の体調管理に鍼灸はどう関わる?
鍼灸では、現在のお悩みだけでなく、睡眠や疲労、食事、冷えなどもお聞きしながら身体の状態を確認します。
東洋医学の考え方を参考に、必要に応じて手足や背中などのツボを選ぶこともあります。
ただし、鍼灸によって肺の機能が高まる、乾燥が改善する、感染症を予防できるといった効果が確立されているわけではありません。
当院では、鍼灸を体調管理の選択肢のひとつとして考え、無理のない施術と生活面のアドバイスを大切にしています。
こんな症状にはご注意ください
長引く咳、発熱、息苦しさ、血の混じる痰などがある場合は医療機関へご相談ください。急な強い呼吸困難がある場合は救急対応が必要です。
⑤ 秋の不調を我慢せず、身体と向き合うきっかけに
秋になると、夏とは違った身体の変化を感じる方もいると思います。
東洋医学の「秋と肺」という考え方は、そんな季節の変化に目を向けるきっかけになります。
まずは室内の乾燥対策や睡眠、食事など、身近なところから見直してみてください。
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